「Ruby On Rails」のWindows7 での開発環境の構築

Windows 7 professonal SP1 (64bit)環境で「Ruby On Rails」の開発環境を構築したのでメモ


■やったこと
1. 「Ruby 1.9.3」のインストール
2. 「SQLite」のインストール
3. 「DevKit 4.5.2」のインストール
4. 「Ruby On Rails 3.2.13」のインストール
5. アプリケーションの作成
6. とりあえずブラウザで表示

■前提条件
Windows 7 professonal SP1 (64bit)環境があるのみ。
特にApacheなどのWEBサーバーがインストールされている必要は無い。


■1. 「Ruby」のインストール
下記のURLからインストーラーをダウンロード、及びインストールします。

ダウンロードしたファイルは「rubyinstaller-1.9.3-p392.exe」

インストールするフォルダを指定できますが、デフォルトのインストール先のままで、
「C:¥Ruby193」にします。

※インストールの確認
DOS窓(ファイルを指定して実行で「cmd」を入力)を開き、下記コマンドを入力

> ruby -v

正常にインストールされると

> ruby 1.9.3p392 (2013-02-22) [i386-mingw32]

などの様に表示されます。




■2. 「SQLite」のインストール
下記のURLからパッケージをダウンロードしインストールします。

ダウンロードしたパッケージは下記の2ファイル
sqlite-shell-win32-x86-3071602.zip (SQLiteクライアント)
sqlite-dll-win32-x86-3071602.zip (SQLite本体)


上記のZIPファイルをそれぞれ解凍すると
「sqlite3.dll」「sqlite3.exe」「sqlite3.def」の3ファイルが見つかります。
この3ファイルを「C:¥Ruby193¥bin」にコピーします。

※インストールの確認
DOS窓(ファイルを指定して実行で「cmd」を入力)を開き、下記コマンドを入力

> sqlite3 -version

正常にインストールされると

3.7.16.2 2013-04-12 11:52:43 cbea02d93865ce0e06789db95fd9168ebac970c7

などの様に表示されます。




■3. 「DevKit 4.5.2」のインストール
DevKit は、Windows環境でネイティブなC/C++拡張をビルドする為のツールキットで、
アプリケーションを作成する際に必要になります。

下記のURLからインストーラーをダウンロード、及びインストールします。


ダウンロードしたファイルは「DevKit-tdm-32-4.5.2-20111229-1559-sfx.exe

ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると展開先を指定するダイアログが表示されるので「c:\devkit\」と指定し、「Extract」ボタンをクリックし解凍します。

※インストール
DOS窓(ファイルを指定して実行で「cmd」を入力)を開き、
DevKitが格納されている「c:\devkit\」ディレクトリへ移動します。

移動するコマンドは下記
> cd c:\devkit\

下記コマンドを入力し、初期化します。
> ruby dk.rb init

続いてインストールします。下記コマンドを実行します。
> ruby dk.rb install





■4. 「Ruby On Rails」のインストール
Rails のインストールは「gem」というコマンドから行います。
ここではバージョン「3.2.13」を指定してインストールします。

DOS窓を開き、下記コマンドを実行します。

> gem install rails -v 3.2.13



※インストールの確認
DOS窓を開き、下記コマンドを実行します。


> rails -v

正常にインストールされると

Rails 3.2.13

と表示されます。



とりあえず、これで開発環境はできました。




■5. アプリケーションの作成
新規にアプリケーションを作成します。
アプリケーションは「c:\data\」フォルダの中の、「sample」というフォルダに構築します。

・Cドライブの直下に「data」というフォルダを作成します。(sampleフォルダは作成しません。)

DOS窓を開き、「c:\data\」フォルダへ移動します。(下記コマンドを実行)

移動するコマンドは下記
> cd c:\data\

アプリケーションを作成します。(下記コマンドを実行します。
> rails new sample

※これにより「sample」フォルダが作成されます。



■6. とりあえずブラウザで表示
Railsでは、WEBrickというHTTPサーバーが標準で提供されており、
開発したアプリケーションを特別な設定など不要で、すぐに起動できます。

とりあえず、このHTTPサーバーを起動し、ブラウザからアクセスできるように
下記のコマンドをDOS窓から実行します。

c:\data\sample>rails server


すると、下記の様に表示されます。

=> Booting WEBrick
=> Rails 3.2.13 application starting in development on http://0.0.0.0:3000
=> Call with -d to detach
=> Ctrl-C to shutdown server
[2013-05-08 15:13:50] INFO  WEBrick 1.3.1
[2013-05-08 15:13:50] INFO  ruby 1.9.3 (2013-02-22) [i386-mingw32]
[2013-05-08 15:13:50] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=5828 port=3000


この状態で、ブラウザから下記URLにアクセスすると、画面が表示されます。






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